GWは絶賛StayHomeなので昼から自炊と酒が捗っているんだけど、
「月島にみじん切りさせたら力の限り微塵にしそう~にんにくとか香りが立つや否や焦がしそう~」とガパオライス用の玉ねぎみじん切りしていて唐突に思いつく。
公式でそういうシーンは無いけど月島って最低限の料理できると思うんだよね。
明治末期なんで基本は男子厨房に入らずの世界だけど、月島家ってお母さんや女きょうだいの気配が全くなく、例のクソ親父が息子の分までご飯を用意するとは到底思えないので。
基ちゃんがクソ親父の分も苦々しく思いながら作ってたんじゃないだろうか。悪童とはいえ食料の盗みまでははたらいてなさそうだし。
(そういえば先遣隊4人の時にお料理シーンなかったの今更ながら残念だな。
杉元とマタギと月島でお料理力高そうなメンツだから美味しいもの作りそうだし。
で、その横で口開けて雛のごとく待ちぼうけてるor月島を手伝いたくてウロチョロして
逆におジャマしてる鯉登(かわいい)、それに小言を言う杉元、喧嘩勃発する杉元と鯉登、
なだめてあしらう軍曹、とりあえず黙々と料理続行するマタギ…目に浮かぶようだ…読みたい…)
閑話休題、要は月島って家庭環境ゆえに料理できそう説。
で、さらに思ったのが、公式での金カムの料理男子担当・白石。
杉元のはあくまでアシㇼパ仕込みだし、谷垣はマタギの山籠もりフードなのでまた別扱いとして、
白石は初期の桜鍋しかり辺見編の竜田揚げしかり、アイヌやマタギのサバイブスキルとは別枠でお料理スキル高いんだよね。
特に竜田揚げの時は揚げ物用の油作るところからサラッとこなしてるけど、あれ地味に面倒だし難しくない?現代でもラード作るのとか脂身と水使うわけだからコツ分かってないと危ないし。
それだけの料理技術を白石はどこで覚えてきたんだと。
ある程度ものごころついてから覚えるもんだとは思うので数々の脱獄先のどこかで覚えた可能性が大なんだけど、男子の自分が、それも年端もいかないうちから料理せざるを得ない環境にもやっぱりいたんじゃないかな~と改めて。
というかそもそも白石って強盗はたらいて幼年監獄に入ってた時点で天涯孤独な印象が強くて、生きるための全てをDIYせざるを得なかった生い立ちはほぼ自明ではあるんだけど。ただ、その生い立ちに至るところの明確な描写って一度もないんだよね。
描かれた過去時点の年齢で言えば、メインキャラの杉元や谷垣も二十歳そこそこからなんで、白石の過去が幼年監獄時代まで判明してるのだって十二分に過去を遡ってはいるんだけど、杉元も谷垣も起点に必ず「家族」の存在があって(杉元の場合はパパしか顔出てきてないけど)。
対して白石は幼少期からまともに戻れる家や施設がなかった、あるいはそうした場所を失った「経緯」を描かれてないのは、ゴートリの一角にまでなった今ちょっと不思議。
もともと白石ってモブキャラとして登場退場予定だったので、単に野田先生がそこまで設定組んでないだけの可能性も大いにあるんだけど。
どこかでもう一回白石の生い立ちの生い立ち、語られるんじゃないかなあとちょっと思っています。